2010年04月28日

「好きなものは売るな」



「オリジナルワンな生き方 / ヒュー・マクラウド 著」



「好きなことを仕事にする」

 それが、成功への道だと、多くの本は教えてくれました。


 けれど、その一方で、

「一番、大事なことは仕事にしない方がいい」

 それも、またひとつの考え方だと思います。



 
「オリジナルワンな生き方」


 の著者、ヒュー・マクラウド氏の生き方は、

「セックス・キャッシュ理論」

 という、自分流の哲学に基づいています。


 いかがわしげな名前の理論ですが、
 ちゃんとした考え方です。



「クリエイティブに生きる人には2つの仕事が必要だ」

 と、言います。それは、

「刺激があって、創造力を活かせるセクシーな仕事(セックス)」

 と

「日々の暮らしを支えるキャッシュを生み出す仕事(キャッシュ)」

 のバランスが大事なのだ、という考え方です。



 
 私の知り合いでも、音楽を志して、

「とりあえず、東京へ行ってみる」

 と行ってみたのは、いいけれど、
 結局、日々の生活のための仕事に追われて、
 音楽ができていない、という人もいます。


 成功している人でも、
 売れたバンドが、「音楽性の違い」という理由で解散、
 個々では売れず、再結成、なんて話もあります。



 売れたら、売れたで、売れたものしか求められなかったり、
 反対に、売れるものに自分を合わせていったり、

 夢を実現できても、「セックス・キャッシュ」は、
 やっぱり、どこまで行ってもあるような気がします。



 特に、今までなかったものをクリエイトする場合、
 認められる間での時間がかかります。


 例えば、ビートルズにしても、
 売れるまでは、リバプールのライブハウスで、
 毎日、何ステージも、何年かにわたってこなしています。


 そして、その無名時代というのが、
 成功してふり返ると、一番いい時代で、

 また、その無名時代を楽しめるかどうかが、
 成功への鍵をにぎっているようにも思えます。



 成功したから、幸せになるのではなく、
 幸せだから、成功しても幸せでいられるのでしょう。




 この本のもとは、ブログなので、
 短いチャプターがいくつも並んでいます。

 そして、そのひとつひとつが、けっこう、グッとくる言葉です。


 特に、アーティストを目指している人や、
 趣味を仕事にして、生きていこうと思っている人には、
 ぜひ、読んでほしい本です。







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posted by さきあきら at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | お金の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月24日

「『まじめ』と『儲かる』に相関関係はない」



「あなたの会社が90日で儲かる!」 神田昌典著




 前回の、

「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」川島和正 著

 で知った、情報商材の世界ですが、
 かなり、魑魅魍魎の世界で、
 詐欺的な、内容のない商材もたくさんあるようです。


 そして、そういった商材を宣伝する

「セールスレター」

 というものは、心理学的な方法論で、
「買う」という行動をさせるようにできています。



 お金というものは、人の感情に密接に結びついています。

 感情そのもの、と言ってもいいかもしれません。


 なので、詐欺のテクニックとしては、
 まず、人の感情をゆする、のです。


 振込詐欺なんていうのも、その典型ですね。


 年老いた人に、

「息子が事故を起こして、その賠償金を払わなければならない」

 という、最も感情を揺する情報を与えるわけです。



「人は感情でお金を払い、理屈で納得する」


 と、言われます。


 あきらかに振込詐欺とわかっていて、
 あるおばあさんを1時間にわたって説得した結果、
 結局、そのあばあさんが振り込むのを止めることができなかった、
 という話があります。


 それぐらい、

 お金と感情は、密接な関係にあるんですね。


 けれど、

「まっとうな仕事をして、いいものを作れば、自然に売れる」

 かといえば、実は、この考えも間違ってる、と言うのが、この


「あなたの会社が90日で儲かる!」


 です。




 この本の中で、正直者が失敗する理由として、

「一生懸命がんばれば売れる」
「価格が安いのだから売れる」

 など、今まで、普通、とされる考えが、

 すべて間違っている、と言います。


 すでに、それは神田昌典氏に言わせれば、
「旧石器時代の考え方」になるのです。



 この本で、感心したのは、その発想法です。
 
 一言で言えば、こうなります。


「悪徳業者の手法を、ビジネスに応用する」


 
 悪徳業者は、中身のないものを売っているから、
 売るための「言葉」がすべてになります。


 売るために、考えるわけです。


 けれど、「いいもの」を作っている人は、
「いいもの」を作っている、という自負があるから、
「自然に売れる」と考えて、
 それを人にどう伝えるか、という部分に手を抜いてしまうのです。


 これは、ビジネスの世界だけでなく、
 日々の生活にもあてはまることだと思います。


 例えば、人のために役立つことがあって、
 それがすんなり人に伝わらない場合もあります。

 そういう時って、
「せっかく人が言ってあげてるのに」
 と、上から目線で、受け取らない人のせいにしてしまいます。


 でも、本当にその人のことを思うのならば、

「どうしたら伝わるか」

 までを頭をふりしぼって、アイデアを出すべきです。



 神田昌典氏の本を読むと、わたしでさえ、

「営業がやりたい」

 と思えてきます。


 ビジネス、というわくを超えて、
 読んでみることをオススメします。





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posted by さきあきら at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

「夢中でゲームを楽しむように」



「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」川島和正 著



 多くの失業者があふれ、
 就職できない若者が増えています。

 中には、ネットカフェ難民や、
 ホームレスになってしまう人々も多いとか。


 そういう状況を見ていて思うのは、
「人に雇われて、安定した生活を手に入れたい」という、
 高度経済成長期時代の考え方を、
 いまだに多くの人が持っているということです。


「働く」という言葉には、
 安定した生活を手に入れるために、
 自分の「夢」は「夢」として、
「お金のためにがまんする」
 というニュアンスが含まれているような気がします。



 今は、この「働く」という言葉の意味が、
 変わっていく途中の時代ではないかと思うのです。



「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」


 著者は、川島和正氏。
 以前、紹介した

「確実に金持ちになる 引き寄せの法則」 ウォレス・ワトルズ 著」

 の監訳者です。


 なので、川島和正氏が書いた、この衝撃的なタイトルの本は、
 ちょっと、気になっていたのですが、
 立ち寄った本屋に文庫本で出ていたので、買いました。


 パソコンというツールを使ってのお金の稼ぎ方を書いた本です。


 で、「働かない」でそれほどの大金を稼げるのかというと、
 そんなことはないと、私は断言したいのです。


 それは、稼げない、と言っているのではなくて、
「働く」「働かない」という概念が違っているのです。



「首から下で稼げるのは1日数ドルだが、
 首から上を使えば無限の富を生み出せる」



 発明王、トーマス・エジソンの言葉です。



 つまり、何も考えずに、時間単位のお金で人に使われている分には、
 稼げる金額もしれたものですが、
 頭を使って、アイデアを出せば、無限に稼ぐことができる、
 ということです。



 川島氏は頭を使っています。


 そして、パソコン、インターネット。
 それらを駆使して、情報を集め、
 お金が入ってくる「システム」を作り上げていきます。


 そうした作業は、パソコン、インターネットが好きな人にとっては、
「遊んでいる」感覚なのです。

 だから、「働いている」という意識はない。


 けれど、これが人に頼まれたり、命じられた仕事であったなら、
 そして、そういうものが苦手な人にとっては、
 かなりの「労働」になると思います。



「働いている」という感覚なく「働く」。



 それは、稲盛和夫氏が「生き方」で言っていたことと、
 結局は、同じことだと思います。

 人それぞれが好きなことに全力をかたむける。
 そうなると、労働の質が上がり、
 中途半端な考えの人は、ついていけなくなります。


 みんながプロ意識で仕事をする。
 サラリーマンであろうと、寿司職人であろう同じレベルです。


 どこへ行っても雇ってもらえない人は、
 自分はそういう道に行くべきではないのだと悟って、
 何か事業を始めるなりしてみるのもいいでしょう。


 インターネットを使えば、
 金銭的なリスクは、ほとんどなく、事業をおこせます。


 後は、アイデア次第。


 この本自体も、
 この本を売って印税収入で儲ける、というより、
 ネットの情報商材を売るためのブランディングという役割を持たせるという、
 大きな戦略的なアイデアのひとつになっています。


「働かないで」という言葉も、
 川島氏はもちろん、わかっていて、

「働く」という言葉に、まだ残っている前時代的なニュアンスを活かして、
 ショッキングなタイトルで人目をひくことに成功しています。








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posted by さきあきら at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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