2013年05月13日

「己を殺せ」



「自分の中に毒を持て/岡本太郎 著」


「人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
 僕は逆に積み減らすべきだと思う」


 この書き出しに衝撃を受けた私は、
 迷わずそのままレジに向かった。


 岡本太郎は読むたびに、
「言葉の力」というものを感じさせられる。

 熱くほとばしり出る硬質な精神のエネルギーが
 行間から飛び出てこちらの精神に
 ぐいぐいと突き刺さってくるのだ。


 私はこの本を就職活動をしている大学生に勧めている。

 世間的に言う「正しい生き方」は、
 本当に自分にとって正しいのか?


 岡本太郎は言う。

「危険だ、という道は、必ず自分が行きたい道なのだ」

 その時、一番の敵になるのが「己(おのれ)」だ。

「自分を大事にしようとするから、生きがいを失ってしまうのだ」

 だから、「己を殺せ」と。

 もちろん、これは「自殺せよ」と言っているのではない。
「弱い自分の精神」を「殺せ」ということだ。

 しかし「自殺」や「いじめ」についての岡本太郎の考えも、
 この本が三十年近く前に書かれたとは思えないほど、
 現代人の悩みの深層を掘り起こしている。

 
 この本は危険な本だ。


 人生を180度変えてしまう力を持っている。

 世間とかあなたの親にとっては、
「毒」のようなものかもしれない。


 けれど、私は、言う。

「生きる」ということを真剣に考えるならば、
 この本は、絶対に読むべき本である、と。


posted by さきあきら at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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