
「くまのプーさん小さなしあわせに気づく言葉 / PHP研究所」
人間ができて、1万年とも言われるが、
人はどれだけ幸福になったのだろう?
400年前と比べて、人はどれだけ幸せになっただろう?
「菜根譚(さいこんたん)」という書物がある。
約400年前に書かれた中国の古典で、
儒教、道教、仏教の思想をミックスして
人間の「あり方」について書かれたものだ。
「菜根」とは、植物の葉っぱや根っこのことで、
「粗末な食事」を意味する。
「粗末な食事(苦しい状況)に耐えられれば、
多くのことを成し遂げられる」
というのが「菜根譚」の意味だ。
だが京都などでは、「粗末な食事」の方が高かったりする。
この飽食の時代においては、「粗末な食事」こそが、
逆に、ありがたい食事になっているのは皮肉なものだ。
その「菜根譚」の言葉を、くまのプーさんのイラストで、
さらに英訳もつけて、コンテンポラリーにしたものが、この本。
「くまのプーさん 小さなしあわせに気づく言葉」
読んで驚くのは、現代の自己啓発本の内容と
ほとんど同じである、ということだ。
「迷ったときは、もうひとりの自分に聞いてみる」
「口と意識をコントロール」
「気づいたときが、そうするとき」
「いまのことだけを、見つめて」
など、ランダムに開けたページの言葉を書いてみたが、
成功本やスピリチュアル本のニュアンスまである。
くまのプーさんのイラストで、一見、易しそうだが、
内容は、とてつもなく深いことを言っている。
PHP研究所、なかなかやる。
「ぜんぶこころの持ち方しだい」
こころを満ち足りた状態にしておけば、
世の中に、不満なことはなくなる
人は何百年、何千年と、このことを言い続けて来たのだろう。
それでも、この言葉は、いまだに人の課題になっている。
人は、わかっているのだ。
けれど、なかなかそれができない。
「わかっちゃいるけど、やめられない」
植木等が悩んだけれど歌うことにしたというこの歌詞も、
やっぱり、とてつもなく深い。
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