2013年07月07日

「お金はホログラム的幻想です」



「ザ・マネーゲームから脱出する法 / ロバート・シャインフェルド」



 前回は、奇書とも言える「ザ・クイックニング」をレビューしたが、
 今回のこの本も、「普通じゃない」感じ、は負けていはない。

「ザ・マネーゲームから脱出する方法」

 タイトルだけ見ると、「金持ち父さん貧乏父さん」のような、
「資産を活かして、自由な人生を手に入れる」的な内容に思えるが、
 読んでみると、どちらかといえば独特な、
 ある意味、スピリチュアルともいえる世界観が展開されている。


 この世界はすべて幻想であり、
 私たちはその幻想の中で人間ゲームをプレイする。
 
 マネーゲームとは、その人間ゲームの中で行われる、
 決して勝利することのできないゲームである。

 この世界の真実を見抜き、不毛なマネーゲームから脱出する。
 それによって、本当の豊かさを手に入れることができる。



 これが、この本の概要だ。


 そして、世界は幻想であり、お金も幻想である。

 その幻想を創り出したのは、他ならぬ私たち自身であり、
 その幻想を崩壊させることによって、私たちは本来の力を取り戻す。



「あなたは、無限の力を持つ存在です」


 本来の力を取り戻すことにより、
 富も健康もすべて思い通りになる。


 スピリチュアル系の本になじんでいる人なら、
 受け入れられるかもしれないが、

 現実主義的な人にとっては、
 ちょっと受け入れ難い本かもしれない。 


 この本を、「真実」ととらえるか、
 ある物語を使った成功法則の方法論ととらえるか、
 あるいは、まったく否定的になるかは、
 人それぞれだろう。


 ただ、この本のメインともいえる「プロセス」は、
 いろいろな不安を解消するには有効だと思う。

 ただ、基本的にこの本の世界観を受け入れていないとだめだが。


 そのプロセスとは、


 1. 不快な中に飛び込んで、その不快さを感じ尽くす。

 2. 不快さがピークになったら、この世界は幻想であると告げる。

 3. 力が戻ってくるイメージをして、感謝をする



 というような、エクササイズである。


 この「不快さを感じ尽くす」というのがポイントになると思う。
 
 嫌な出来事や感情、実はその中に、
 私たち本来の無限の力が隠されているのだ。

 こう考えると、嫌な思い出や出来事が、
 本当は、大切なものだと思えてくる。


 自ら制限を加えることによって生じる葛藤などによって、
 自らの成長の糧を得る。

 今ある状況は、すべて、誰のせいでもなく、
 自分の計画によってなっている状況である。


 そんな風に考えてみると、今、悪い状況だったとしても、
 少しは肯定的にとらえられるかもしれない。
 
 










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posted by さきあきら at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | お金の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月06日

「お金を酷使するな」



「お金は貯める前に使いなさい!/ 本郷孔洋」


 前回は、お金の「貯め方」についての本だったが、

 今回は、

「お金は貯める前に使いなさい」

 という、タイトルを見ると、まったく前回と反対の本。



「使うのは得意だ」という人もいるかもしれないが、

 お金は単純に使えばいい、というものでもない


 この本は、いわゆる「生き金」の使い方について、
 公認会計士、税理士である著者が、

 現代の銀行低金利時代に「お金をうまく活用することによって」
 自分の資産を増やしていくノウハウを書いたものだ。


 タイトルは、目を引くために過激になってはいるが、
 内容は、大人のお金の使い方から投資などの注意点など、
 堅実なお金の増やし方について書かれた本だ。


「お金を酷使するな」


 というのは、短期間でお金を何倍にもしようとしても、
 お金は逃げて行く、という。

 だから、お金持ち的に、お金にゆったりと働いてもらう方が、
 結果的に、より一層、お金は増える。


 第6章は、「着々と投資のタネ銭を作る方法」 と、
 どちらかといえば、「貯める」側の内容になっている。

 この章の、月々三万円ずつ、毎年、少しずつ金額をアップして、
 五年目で約350万円になるという「自動積立定期の方法」は
 現実的に役に立つ。



 この本の中で最も印象に残った言葉が、
 引用されていたダーウィンの言葉だ。

「この世に生き残るものは、
 最も強い者でも、最も賢い者でもない、
 変化する者である」




「貯める」「使う」

 どちらがいいかの答えはない。


 ただ、世界の変化を見て、それに対応して、
 自分で決めていくしかない。


 







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posted by さきあきら at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | お金の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月02日

「過度の節約や単なるケチは、無駄遣い」



「大不況時代の新お金がたまる人たまらない人 / 丸田潔」


 お金があれば幸せ

 とはいえないが、やはり、
 お金を無視しては、幸せにはなりにくい。


 お金がないから、不幸せなのではないが、
 お金がないと、不幸せな状況を呼び込みやすいのは確かなようだ。


「人間の欲望は、お金がないことで、
 いっそう掻き立てられる性質を持っている」



 というのは、「新大不況時代のお金がたまる人たまらない人」

 ファイナンシャルプランナーという肩書きの著者が、
 お金を貯めている人を取材し、
 その秘訣などを聞いて、まとめた本だ。



 確かに、お金がないからこそ
「必ず儲かります」という、うたい文句に乗ってしまったりする。

 ある程度の貯蓄は「お金がある」という「気持ち」を作る。
「お金がお金を呼ぶ」というのは、あながち迷信でもないと思う。


 だからといって、ただ「貯めればいい」というものでもない。

「過度の節約や単なるケチは、無駄遣い」

 というのは、この本の帯のコピーだ。


 節約するにしても、単にお金のための節約は貧乏臭くなる、
 だから、「創造的な節約」をすべきなのだ。


 例えば、冷蔵庫の残り物でも豪華に見える食事はできる。

 つまり、節約するにしても、苦しんでやるより、
 頭を使って楽しくやれば、ネガティブなイメージはなくなる。


 お金を「溜める」「貯める」 は違うのだ。

 暗い気持ちだと「溜めた」お金も濁っていて、
 結局、いやになって使ってしまいそうだ。


 お金は、明るい気持ちで「貯めて」いきたいものだ。


「お金を貯めるのに高度なマネー情報はいらない」

 だから、株式投資などを考えるよりも、
 まず普通預金に100万円以上を入れておくのが、
 入出金の手数料や交通費、手間などを考えると、
 かえって節約になり、お金が貯まるというのだ。


 もちろん、株を買ったり、
 不動産などの資産をうまく運用して、
 お金を増やしていくのも一つの方法だ。


 どちらが正しいということでもないが、
「種銭」としても、ある程度の貯蓄は必要だ。

 車のギアにしても、スピードを出す前には、
 まず1速、2速で走り出す必要がある。


 そういう基本的な部分でも、
 この本の内容は活用できると思う。






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posted by さきあきら at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | お金の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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