2010年04月24日

「『まじめ』と『儲かる』に相関関係はない」



「あなたの会社が90日で儲かる!」 神田昌典著




 前回の、

「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」川島和正 著

 で知った、情報商材の世界ですが、
 かなり、魑魅魍魎の世界で、
 詐欺的な、内容のない商材もたくさんあるようです。


 そして、そういった商材を宣伝する

「セールスレター」

 というものは、心理学的な方法論で、
「買う」という行動をさせるようにできています。



 お金というものは、人の感情に密接に結びついています。

 感情そのもの、と言ってもいいかもしれません。


 なので、詐欺のテクニックとしては、
 まず、人の感情をゆする、のです。


 振込詐欺なんていうのも、その典型ですね。


 年老いた人に、

「息子が事故を起こして、その賠償金を払わなければならない」

 という、最も感情を揺する情報を与えるわけです。



「人は感情でお金を払い、理屈で納得する」


 と、言われます。


 あきらかに振込詐欺とわかっていて、
 あるおばあさんを1時間にわたって説得した結果、
 結局、そのあばあさんが振り込むのを止めることができなかった、
 という話があります。


 それぐらい、

 お金と感情は、密接な関係にあるんですね。


 けれど、

「まっとうな仕事をして、いいものを作れば、自然に売れる」

 かといえば、実は、この考えも間違ってる、と言うのが、この


「あなたの会社が90日で儲かる!」


 です。




 この本の中で、正直者が失敗する理由として、

「一生懸命がんばれば売れる」
「価格が安いのだから売れる」

 など、今まで、普通、とされる考えが、

 すべて間違っている、と言います。


 すでに、それは神田昌典氏に言わせれば、
「旧石器時代の考え方」になるのです。



 この本で、感心したのは、その発想法です。
 
 一言で言えば、こうなります。


「悪徳業者の手法を、ビジネスに応用する」


 
 悪徳業者は、中身のないものを売っているから、
 売るための「言葉」がすべてになります。


 売るために、考えるわけです。


 けれど、「いいもの」を作っている人は、
「いいもの」を作っている、という自負があるから、
「自然に売れる」と考えて、
 それを人にどう伝えるか、という部分に手を抜いてしまうのです。


 これは、ビジネスの世界だけでなく、
 日々の生活にもあてはまることだと思います。


 例えば、人のために役立つことがあって、
 それがすんなり人に伝わらない場合もあります。

 そういう時って、
「せっかく人が言ってあげてるのに」
 と、上から目線で、受け取らない人のせいにしてしまいます。


 でも、本当にその人のことを思うのならば、

「どうしたら伝わるか」

 までを頭をふりしぼって、アイデアを出すべきです。



 神田昌典氏の本を読むと、わたしでさえ、

「営業がやりたい」

 と思えてきます。


 ビジネス、というわくを超えて、
 読んでみることをオススメします。





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posted by さきあきら at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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